照葉地区では他の地区と同様に、毎年防災訓練が実施されています(2020年は中止)。
自動体外式除細動器(AED)の使い方、人工呼吸のコツ、毛布を使った担架の作り方、消火器の使い方などを学ぶことができて、いざという場合に命に直結する重要な訓練です。
一方で
- 毎年同じような顔ぶれ
- 内容がマンネリ気味
- 役員が義理で参加している
などの声も聞かれます。
防災で最も大切なことは、住んでいる地域、あるいは通勤・通学している地域や経路に、どのような危険性があるかをあらかじめ把握しておくことです。
また新型コロナウイルス感染症が収束するまでに時間がかかりそうな中で、大雨や台風、地震などの災害が起こりそうな時、起こった時に、
- どこに避難をするのか?
- 感染が心配だから避難をせずに家にいるのか?
- そもそも何に備えておいたらいいのか?
などなど、考えることは多くあります。
自治協では、通常の防災訓練を補完し、広範な方々が気軽に参加できる形態のひとつとして、Zoomを使ったオンライン防災訓練を実施することにしました。
きっかけは公民館についてのワークショップ等で業務を依頼し、「地域デザインの学校」を照葉で開催した実績があるNPO法人ドネルモからの依頼でした。
ドネルモとの協議で分かったことは
- 福岡・九州で地域コミュニティづくりや防災・災害対応の取り組みを行っている団体有志が集まり、「福岡オンライン防災訓練実行委員会」を作っている
- 参加団体は、ドネルモのほか、株式会社YOUI、LibingProject、YNF
- これまで地域を限定することなく2回の訓練を実施した
このようなことを背景に、ドネルモから「被災条件が同じ一つの地域で訓練をできないか」打診されました。
自治協議会は、11月末の定例会で検討し、誰もが参加しやすい訓練の一つとして、地域の諸団体と協議しながら準備を開始することにしました。
時期は2021年の1月中を想定しており、日程・内容など順次お知らせしていきます。
参考
下の写真は照葉小中学校で2019年3月24日に開催された通常の防災訓練の様子です。
左上から時計回りにAED、人工呼吸を練習するための人形、毛布を使った担架、消火訓練の写真です。
▲「島内完結」のTwitterより
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