日本小児科医会が8月4日、学校生活でのマスク着用をめぐって「子どもたちを熱中症の危険から守るためのメッセージ」を発表しました。
福岡市では、この5年間で熱中症により2,885人が救急搬送されています。
搬送者のうち少年(7~17歳)の割合は14%です(2019年の場合)。
この年齢層の人口比率は10%であり、他の年齢層よりむしろ危険にさらされていることがわかります。
7日からは夏休みが始まりますが、今年の2学期は真夏に始まります。
このメッセージを真摯に受け止める必要がありそうです。
5月26日の記事「2歳未満のマスク着用やめよう」もあわせてご覧ください。
こんなときはマスクを外す!
以下、学校生活でのマスクについて、メッセージの本文です。
- 登下校の際は、バスや電車の中、人混みではマスク
それ以外ではマスクを外す
暑い、少し苦しいと感じたら早めにマスクを外す
- 友達と屋外を歩くときはあまり大声を出さず、顔と顔を向き合わせずに話す
- 教室休み時間ではマスク、暑く感じたら必ず外す
- 授業中は話す機会が無い時はマスクをとる
- エアコンを使う時も常にあるいは少なくとも30分に1回程度の窓の換気を行う
そして
- 給食の際は机をロの字、コの字、2列の向かい合わせ、など1m以内で向かい合う状況を作らないようにして、互いの顔を見ながら楽しく会話する
例)2列の向かい合わせ
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・| |・ ・| |・ |が机
・| |・ ・| |・ ・が子ども
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コミュニケーションを考慮した向かい合わせで机間隔を1m空ける工夫をする
*このメッセージは文部科学省『学校における新型コロナウイルス感染症に関する衛生管理マニュアル~「学校の新しい生活様式」~(2020.6.16 Ver.2)』に準拠し、分かりやすくまめたものです。
*フェースシールドは新型コロナ患者の医療に従事する医療者が使用するもので、一般の日常生活には必要ありませんし、マスクの代用品ではありません。
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