今年度は、地域全体で集まる催し(慶朗会)を残念ながら断念いたしました。
新型コロナ感染症が収束しておらず、特に高齢者が感染した場合の重症化リスクが大きいためです。
いくつかの自治会等で個別にお祝いの企画を行っていますが、照葉北校区自治協議会より皆様にご長寿のお喜びを申し上げます。
65歳以上の方を対象とすると、照葉北校区には270名の方がお住まいです(2019年12月末現在)。
お住いの形態は、お一人またはご夫婦のみ、若い世帯と同居、老人ホーム等と様々ですが、どなたも戦中・戦後の激動期を生きてこられました。
例えば80歳の方が生まれた1940年(昭和15年)は、日独伊三国同盟が結ばれ、大政翼賛会が結成され、戦時一色となっていました。
75歳の方が生まれた1945年(昭和20年)は、米軍による東京大空襲、福岡大空襲、沖縄本島上陸、広島・長崎への原子爆弾が投下などを経て、日本がポツダム宣言を受入れ無条件降伏した年です。
亡くなった私の義理の兄もこの年の生まれですが、両親に背負われて北京から博多港に引き揚げてきました。
70歳の方が生まれた1950年(昭和25年)は、まだ戦後の混乱期でした。食べるのがやっとという家庭が大半だったことでしょう。
共通して、困難な幼少期を生きのび、成人してからは身を粉にして働き、高度経済成長期を支えてきた方たちと思います。
今も現役ばりばり、という方もおられることでしょう。
地域で様々な役割を果たし、小さい子らを見守りながら生活されておられる方も少なからずいらっしゃいます。
一方、健康を損ない病との闘いを余儀なくされておられる方もおられるかもしれません。
皆さま方の余生が少しでも充実し、健康な方はそれを維持し、健康を損ねた方は少しでも回復されることを祈念いたします。
そしてそれぞれの条件の許す限り、まだまだ私たち地域の後輩たちに知恵を授けてください。
私たちもできる限り皆様を支えることを誓いながら長寿のお祝いの言葉といたします。
2020年9月吉日
照葉北校区自治協議会
会長 原田 恒夫
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